momomo22007-08-18

●2日目
なんとか前日の疲れや痛みも思ったほど残っておらず、10時ごろホテルを出発。暑すぎず寒すぎず、絶好の野外フェス日和です。駐車場に着いた途端ちょっと小雨は降ってましたが、小雨程度の方が砂埃もでないのでいいですね。さて2日目トップバッターはもちろんシアターブルックです。シアターはKORも大好きなバンド。一緒に見ることに。ボヘミアンに向かう途中既にスガシカオの入場規制のアナウンスもあり、さすがだねと思いつつも、気持ちは今日のタイジファッションで頭がいっぱいになってました。それにしてもボヘミアンガーデンの雰囲気最高!夜よりも昼間が尚更いいね!(写真参照)
◎THEATRE BROOK@BOHEMIAN
さぁ!いよいよシアターブルックですが、来ましたよー!!タイジ渋すぎるミラーサングラス(レイバン?)にネイティヴっぽい柄のジャケと細身の黒パン。似合いすぎる…。中條さんも沼澤さんもスーツが渋すぎる。沼澤さんは首にストール(スカーフ?)巻いての伊達男っぷり。髭の濃さがワイルド感をさらに演出(笑)そしてエマーソンさん。やっぱり紳士!だって黒いシルクハットだよ。いやーやっぱりカッコイイなーこの4人。最高!もちろん最高なのは外見だけじゃありません。始まる前から既に楽しんでるかのような笑顔の4人。やはり気心が知れているんですね。何気なく始まったセッション風な曲からライブスタートです。

(セットリスト)セッション〜俺の手にはギター〜ドレッドライダー〜生理的最高〜ありったけの愛〜ONE FINE MORNING

とにかく生き生きしてるんですよ。みんな。見てるだけで音楽の楽しさを感じることが出来ます。いつものように長〜いセッションなのですが、意外と楽しみがあって、途中だんだん聞き覚えのあるフレーズが出てくるんですよ。そう思っているうちに「やっぱり来たー!」みたいな(笑)さすが玄人肌です。セトリもヤバイね。曲数は短いんだけど1曲が相変わらず長い長い。シアターのライブはいつもそうですね。CDでは絶対味わえないオマケつきの楽曲を聴かせてくれるから嬉しいです。ライブでは定番の『ドレッドライダー』や『ありったけの愛』大好きです。そして今回嬉しかったのは『生理的最高』ですね。以前仙台のライブでやったときもこの曲から会場のエンジンがかかっていきましたからね。今回もバッチリ決めてくれました。ラストはかなり長めの『ONE FINE MORNING』昨日のサンパウロもそうだけど放っておくと永遠とプレイし続けるんだろうなこのバンドは…って思いながら楽しんでました。だからこそ途中のMCは短めなんでしょうね。今回は「ライジングいいフェスになったねー。何べんでも言わせてもらうけど…ライジング最高っす!」ってな感じ。もちろん聴いてるほうも楽しいけど一番楽しんでるのは何を隠そう「佐藤タイジ」この人なんでしょうね(笑)そんなタイジさんから告知が!「本日25時この場所でびっくりセッションやります」って。もうキター!って思いましたね。これなんですよライジングの楽しみは。タイムテーブルに載っていないステージパフォーマンスこそ一番の楽しみなんです実は。。。
■いやーのっけから一気にテンション上がって来ました。そのままのテンションをキープして次はいよいよピロウズです!ここでグリーンのLeyonaねーさんを見に行くKORと分かれる。


the pillows@SUN
それにしてもピロウズライブはいつ以来でしょう?2005年のARABAKI以来かもしれない。2年前のライジングではタイムスケジュールの魔術にかかってしまい見逃す結果に。今回はそのリベンジの意味もあります。待ってたよーピロウズ
今回は後方でゆったり(踊りながら…笑)見ることにしました。サンステージなので大きなスクリーンビジョンもあるしね。さて、いよいよメンバー登場ですが。みんな爽やかな白いシャツにタイドアップ!一瞬monobrightか!ってツッコミ入れたくなりました(笑)いつまでたっても失われない若々しさ。理想ですね。

(セットリスト)この世の果てまで〜LITTLE BUSTERS〜Wake up!dodo〜Ride on shooting star〜ROCK'N'ROLL SINNERS〜Funny Bunny〜スケアクロウ〜Ladybird girl〜I know you〜ストレンジ カメレオン〜MY FOOT〜サードアイ〜ハイブリッド レインボウ

とにかく注目はセットリスト。ある意味マストでしょこれ。1曲目が『この世の〜』で、そこからカモン!『LITTLE BUSTERS』ですよ。いつ聴いても上がる。上がる。この辺で確かさわおさん「今日はあんまり大声出すなよ!オレんちすぐそこの銭函3丁目だから…」って(笑)ほんと実家がすぐそばなんですね。初めて知ったー。さてここからは新旧取り混ぜての名曲ラッシュ!『Wake up! dodo』これはベースラインが大好き。サビの「Wake up!Wake up!Wake up!」は大いに手が上がる。そして『Funny Bunny』に『スケアクロウ』これやっぱりいい曲。さわお節をじっくり堪能出来る名曲ですね。さらに「新曲聴いてくれー!」ってことで最新シングル『Ladybird Girl』を。これでもかといわんばかりにたたみかけてきます。
さらに途中のMCでは今回のライジングへはさすが地元ということもあって、さわおさんは前日から乗り込んで実家やこれまで思い入れがある場所ツアーを行ったみたいなのですが、その中で昔お世話になったことのある小さなレコーディングスタジオに行った話しがかなりシュールでした。そこに来ていたある女の子がさわおさんに気付いたらしく「ピロウズの方ですよね…」って声を掛けられたので、サインとかしたりしていたらしいのですが、突然その女の子が「ピロウズってまだインディーズですかー?」って言われたらしい…。その日は相当へこんだらしく、今日のライブもどうなることかと思ったらしいのですが、会場の雰囲気が相当良かったらしく「18年やってるピロウズです!」なるジョークも飛び出すほどのご機嫌ぶり。そのご機嫌振りを維持したままテンション高いステージが続きます。『ストレンジカメレオン』に『MY FOOT』ヤバ過ぎ。。。この時かな?踊っている脇のほうから覗き込むような視線を感じる。誰かと思えば先日オトナモードのライブでお世話になったワットさんでした。こっちも既にテンション高くなっていたので、なぜか無意識に握手を求めたりしてすみませんでした…(笑)お話しできる余裕もなくて残念…またライブでお会いしましょう!
さてライブも最高潮の盛り上がり『サードアイ』ではサビ部分がかなりヤバイテンションでしたねー。そしてラストはやっぱりこれですよ、これ。今日のステージの余韻をじっくり味わいながら聴ける『ハイブリッド・レインボウ』でキッチリ締めてくれました。ほんとこれまでの借りをしっかり返してもらったような最高のライブでしたね。こうなるとやっぱり欲が出てくるものです。次は絶対ワンマンで!


◎オルケスタ・デ・ラ・ルス@RED
最初見る予定には入れてなかったのですが、どうしても見たくなってしまったデラルス。やっぱりラテンの血が騒ぐんですねー。それと先日birdのライブに行った時、サポートメンバーだったGENTAさんもいるのでそれも楽しみでした。ライブが始まるともうそこは立派なダンスホール。一見大人のムードですがレッドの雰囲気にピッタリ。やっぱりこの手のバンドも必要ですよねー、ライジングは。どうも最近のフェスは若い人メインになってしまった感じもあり、真剣に新しい音楽に触れるという楽しみかたが減ってきている感じがします。騒ぎたいだけの人も沢山いると思うけど、いろんな音楽に触れるいい機会だと思うけどね。ま、人それぞれの楽しみかたがあるので、それはそれで尊重しますが…。もちろん私は思いっきり楽しませてもらいましたよ。もうNORAさんの振り付け見てるだけで楽しいし、もちろん真似して踊ってみるのも楽しい!会場の一体感はすごいものがありましたね。一度解散したバンドだけどやっぱり再結成して良かったと思うし、みんな楽しいこと知っているから続けていけるんですよね。最高のステージパフォーマンスでした。ありがとうー!
それにしても終始踊りまくっていたので、もう汗びっしょり。。。すると突然後ろから肩を叩かれて、誰?って思ったら「兄さん!いい踊りでしたよ!」って(笑)全く知らない人から声を掛けられてしまいましたが、「せっかくのライブなので、楽しまないとね!」と返しておきました(笑)それだけ会場の雰囲気がフレンドリーで暖かい感じだったのだと思います。でも、正直言うとひょっとしたら宮沢さんでるかな?とちょっと期待していたのですが(笑)


◎エマ−ソン北村@BOHEMIAN
再び大好きなボヘミアンへ移動。いよいよエマーソンさんです。初日見れなかったからねー。思いっきり浸りに来ました(笑)会場もそんな雰囲気。みんな藁の上に座ったり、寝そべったり、ほんとゆ〜ったりした空気が漂っていました。夕方の一番いい時間。ナイスセッティングですねWESSさん!
そして、いよいよエマーソンさん登場ですが……これキタよ、キタ!キタ!シアターの時とは全く違う雰囲気でなんと胸元にびらびらのフリル付きシャツにりぼんタイ。細めのチェックパンツに頭はハンチング。でも足元はグレーの靴下のみ(訳あり)という、ブリティッシュ風スタイル。この格好は絶対エマーソンさんしか似合わないよ!(断言!)これね、反則。カワイすぎる(笑)
さてライブ始める前の挨拶では「とにかくゆったりと自由な感じで、箸休め程度に聴いて下さい」って。そんな箸休めなんてもったい無い。みんなこの雰囲気を味わいたくて、ここに来てるんですから。
演奏は彼が敬愛して已まないスカタライツの名オルガン奏者ジャッキーミットのロックステディナンバーを中心とした選曲。エマーソンさんの詩の朗読も入り素敵☆空間が広がっていきます。リズムボックスとエマーソンさんが奏でるオルガンだけなのですが、これをすべてひとりでプレイするんですから大変です。しかも足元にまで鍵盤があるんですよ。だから足元は感覚を確かめるために靴下だけなんですね。頬を膨らませたおちょぼ口の表情と絶えず左右に忙しい足元、華麗な指裁き。どれをとっても絵になるね。和むー。まさに天才いや、天才を超えた奇人ですよ、この人は。素敵すぎる。。。でも途中のMCでエマーソンさんが言ってましたが、ライジングももっとレゲエやスカ(オーセンティック)ロックステディーなんかをやるバンドが増えてくれると良くなると思うんですが…」って。その意見大賛成です。もっと出るべき、出すべき!プチサンセットみたいな(笑)
ステージに戻って後半には大好きな『Let's Stay Together』もやってくれたのでもう最高の気分。まさに「一緒にいよう!」ですね。この曲はAl Greenの方が有名ですが、オルガンではやっぱりJimmy McGriffです。スカパラもスリラーUをフィーチャーしてカバーしてたんですが、目の前にいたスカパラTシャツのお客さんは興味なさそうでちょっとがっかり…。いい曲なのになー。
さて、ここでサプライズ!「今回のライジングサンはいろんなステージでゲストが登場してますが、今日は僕も友達を呼んでいます!レヨナ〜!」一瞬「うそ!」って思いました。だってさっきまでグリーンでライブやってたはずなのに…。でも間違いなく目の前にいるのはLeyonaねーさん。もう一気にテンション上がりまくる。自分のステージが終わってすぐ駆けつけてくれたらしいです。嬉しいですね。大した打ち合わせもしてないはずなのに、普段着感覚で行われる2人のやり取りが可笑しかったです。「ここリズム入れる?」「どっちでもいいよ」みたいな。1曲ゆったりした曲(確か『水晶』って言ってたような気が…)をやってからもう一人、Leyonaバンドではおなじみのラティール・シーを迎えて『ひかりのうた』をやってくれました!大好きな曲なのでもう「幸せ」の一言。ボヘミアンの雰囲気にもピッタリでした。最後に2曲ほどやってくれたのですが、終始魔法のようなサウンドで包み込んでくれくれました。演奏が終わった時どうしても最大限の賛辞を送りたかったので、思わずスタンディングオベーション!ちょっと恥ずかしかったけど、つづいて会場のみんなが立ってくれて会場中で大拍手。驚いたエマーソンさんの表情が今でも目に焼きついてます。決して箸休めではなく、ライジング後半への鋭気をしっかり養えることが出来たステージでした。密かに今回のベストアクトです!
それからエマーソンさん。呼んでくれれば日本中どこへでも機材を持って駆けつけてくれるそうですよ!WESSさん是非、お願いします!
■さて日も暮れてきてちょっぴり寒くなってきたので、ちょっと腹ごしらえ。ローソンの讃岐うどんが一番美味しかったように思える。安いし、つゆがたっぷりってのがナイス。温まるー。ここで永ちゃんを見るというKORと別れ今回のメインFLYING KIDSのためアースへ。


FLYING KIDS@EARTH
ほんとこの日を待ってました。9年ぶりの再結成。しかもライブは初めて。もう絶対生では見れないバンドだと思っていたので、喜びもひとしお。今回は絶対前の方で見たかったので、永ちゃんも見ずにスタンバイ。おかげでセンターエリアの5列目くらいで見ることに。待ってる間はやはりサンステージが気になる。遠くに見えるワイドスクリーンには白スーツの永ちゃん。そしてヒットソング連発のご機嫌なセトリ。実際アーステントでも曲に合わせてタオルが舞っていました(笑)永ちゃんが終わってから会場外では恒例の打ち上げ花火。でもテントで見えない(苦笑)また妄想しながら雰囲気を味わってました。
さて、こっちはいよいよライブ開始ですよー。始まる前にステージ袖では円陣を組んで気合のエール(たぶん?)この声を聞いて会場も「始まる!」って感じになり一気にテンションが上がってきました。そしてメンバーが登場するなり、その張り詰めた想いが一気にハジケましたね。浜崎さんの鋭い眼差しとお決まりのポーズ(中指と薬指を曲げる)。かっこよすぎるー。

(セットリスト)我想うゆえに我あり〜炎(ファイヤー)〜毎日の日々〜セクシーフレンドシックスティーナイン〜ディスカバリー〜心は言葉につつまれて〜風の吹き抜ける場所へ〜幸せであるように〜君にシャラララ

正直前半はまだ夢の世界でした。。。まだ信じられない気持ちでいっぱいで。。。でも確かにそこでは自分の大好きなサウンドが流れてるんですよね。。。そんなこんなで『セクシーフレンド〜』からようやく目が覚めてきました。ここからはもう止まりませんよ。だって『ディスカバリー』ですよ。冬ビールのCMイメージが強いのですが、お構いなし。いい曲はいつ聴いてもいいんです。上がるしね。特に「O〜h!O〜h!O〜h!Oh!Oh〜Oh〜!」の雄叫びのところ。拳をめいっぱい上げて来ました!続く『心は〜』では左右にスウィング。そして「心地よい風が吹いてきたぞー!」と言えばもちろん大好きな『風の吹き抜ける場所へ』イントロ部分がちょっと焦らし気味でしたが…。個人的に一番ライジング向きの曲だと思いました。現にアーステントは時折左右から流れてくる風がいい意味クールダウンしてくれます。そして絶対聴きたかった『幸せであるように』。曲に入る前にも浜崎さん、なんかいいこと言ってたと思うんですが、今回MCはほとんど覚えてません…。もう曲を受け入れるだけで手いっぱい、胸いっぱいでした…。それにしてもこの曲ほんと名曲。歌詞も然ることながら、後半になるにつれジワジワと感情が高まっていく「こみあげ系」なので、泣いてる人もいましたねー。いろんな想いがクロスオーバーしたのかもしれませんが私は今この場所でこの曲を聴けるという最高の「幸せ」を噛み締めながら聴き入ってました。そしてラストは『君にシャラララ』しきりに手を上げてましたが、普通ラストの曲だと「終わっちゃうー!」って気持ちが強いんだけど、なんか曲のせいかな?心地よい終わり方が出来たと思います。最後、全員での挨拶もかっこよかったー。そして浜崎さんが言ってくれた「また逢いましょうー!」これは期待しますよ。決してこのエゾだけでは終わらない気がします。そして今度は是非コーラスの浜谷さんも入れて下さい。結構自分の中では彼女の声がキーポイントなんですよ。真心ブラザーズのうつみさんみたいにね。今回もやっぱり「ここでこの声が欲しいー!」ってとこが結構ありました。贅沢な悩みでしょうかね?
ともあれ「復活の地はエゾ」大成功だったと思います。


東京スカパラダイスオーケストラ@SUN
スカパラ2日目。さすがに前日のグリーンオアシス見逃してる人が多いこともあり、すごい人。とにかく後ろでゆったり踊りながら…って思っていたらどんどん人が入ってきて気付くとかなり後ろにさがってました。そしてここでもちょっと言わせてもらいますが、楽しみかたは自由だと思いますが、グループで来てる人たちなんだろうけど、大騒ぎで列を作って蛇行しながら人ごみ掻き分けて練り歩くのはやめて欲しいです。ほんと。集団心理なのかも知れないけど、迷惑です!
さて、気を取り直してセトリです。

(セットリスト)太陽にお願い〜5days of TEQUILA〜A Quick Drunkard〜SKA ME CRAZY〜MONKEY MAN 〜SKULL COLLECTOR〜NATTY PARADE〜Walk Between Raindrops〜暗夜行路〜White Light〜ゴッドファーザー(愛のテーマ)〜Tongues Of Fire

もう大変!とにかくみんなで楽しめる楽曲が目白押し。痛い足のことなんか終始忘れて踊り狂ってました。『A Quick Drunkard』から『SKA ME CRAZY』の流れヤバ過ぎでした。そしてそろそろサプライズ来るよー!って思っていた時にミスターライジングサンことKEMURIのふみおさん登場。会場が一気に沸き上がりましたね。KEMURIとしてはラストライブになるわけで、まさか昨日だけで終わるとは思ってなかったのですが、まさかここで出てくるとは。失礼かもしれませんが、ライジングってアーティストの平均年齢が高めのフェスだと思うんですが、みんなほんとタフ。スカパラメンバーもそうですが、ふみおさんはすごいバイタリティーだとあらためて感じました。音楽に年齢は関係なし!あらためて再確認。後半も怒涛のキラーチューン連発。NAGOさんのピアニカ最高だったなー。そして個人的には『暗夜航路』嬉しすぎ。欣ちゃんも言ってましたが、これぞスカパラのシンパシーを感じれる一曲。流れからいくとちょっと地味かもしれないのですが、カッコイイのですよこの曲。特に欣ちゃんのドラム。もう大好きです!そして真夜中に鳴り響く『ゴッドファーザー』に最後はしっかり『Tongues Of Fire』で盛り上がって終了。夜のサンステージはイルミネーションが工夫されていてきれいですね。
■さて、スカパラ終わってから一気に汗をかいたので水分補給…と思ったけどローソンの50円アイスがかなり美味しくてまた購入。実は既に2本食べていたので、この日だけでも3本目(笑)この値段はかなり良心的。コーヒーと小豆ミルク。どっちも美味しー。


髭(HiGE)@EARTH
ついに念願の初髭ちゃん。EZOISTも気になったけどやっぱり一度は彼らのライブを生で見たかったのです。後ろの方は踊れそうなスペースがあったのでスタンバイ。するとまたしても覗き込みの視線を感じる(笑)誰かと思ったら、いつもお世話になっているsoraさんでしたー。ことごとくニアミスはしてるんだろうけど、これだけの人ごみなのでなかなかお会いできなかったのですが、髭ちゃんで無事合流。FKタオルが輝いておりました(笑)時間的にも寒くなってきたからね。丁度いい防寒具になりますよね。そんなこんなでFKやスクービー話などをしているうちに、ライブが始まる模様です。
それにしてもさすがの髭ちゃんファン。前方の方はすごいことになってますね。それを見ながらゆったり(足も痛いので…)踊りながら見てました。『ブラッディーマリー〜』とか『ギルティー〜』とか知ってる曲もあったのですが、やっぱり予習しておけば良かったと思いました。でも一番耳馴染みのある『ロックンロールと五人の囚人』はかなりテンション上がりましたね。メロディーがキャッチーなのが良いです。でも髭ちゃんの魅力はなんといっても『ダーティーな世界』のように「けだるさ感漂う中の男気」みたいな雰囲気。時は真夜中。まさに『黒にそめろ』のごとく真っ黒けに染まりました。でもそんな黒さの中で光るのが彼らのファッションセンス。いつ見てもカラフルですよねー。今回は残念ながら遠巻きに見てたので、彼らのファッションをチェックすることは出来ませんでしたが、後のライジング特番でしっかりチェックしたいと思います。見えたのはSutoさんのフード姿だけ(笑)すっかりトレードマークになってますよね。
今度はしっかり予習して臨みたいと思います。札幌ライブ行けるかなー。
■さてライブ終了後テント外でsoraさんとバッジの交換。なんとエマーソンさん持ってるー!おねだりすみませんでした…。ドラゴンアッシュと交換。交換所でも意外とエマーソンさん持ってる人いなくて、ほぼ諦めかけていたところだったので嬉しかったー。ありがとうございました。soraさんとは「またライブで逢いましょう!」ということでここでお別れ。次は予定変更でボヘミアンの「びっくりセッション」へ。それにしても今回アースからボヘミアンという最長移動が多かったせいもあり足への負担が増したのですね。それともはしゃぎすぎ?かなり足が痛い…。
会場に着くとKORと合流。エゾイストの感想を聞いてびっくり!GLAYTAKUROやJIROなんかも出たんだってね。あとPeeちゃんにQちゃん。そして怒髪天の増子兄ぃ。ヴォーカリストにはさわおさんも登場して中島みゆきの「悪女」を歌ったらしい。しかもすっかり酔いが回っていたらしくダイブまで敢行したそう。。。いやー見たかった。とにかくエゾネタ満載のステージだったらしく、メンバー紹介の時も「北の国から」のモノマネで「ル〜ルルル…」って呼んでから紹介したりだとか、歌う曲も松山千春とかサブちゃんとか。『祭』なんか祭太郎も参加して大盛り上がりだったらしい。いわば日本一贅沢なカラオケ大会みたいなもんですよねー。


◎びっくりセッション!@BOHEMIAN
さて何が出るかわからないびっくりセッション。仕掛け人のタイジさんまたしても入念なサウンドチェック。ステージにはサンパウロと同様、大きいローソクが登場。またしても雰囲気バッチリです。
さて、メンバーですがシアターブルックサンパウロ。つまりタイジさん中條さんエマーソンさん沼澤さんそして森さんが基本メンバー。個人的にはこんな贅沢は無いです。面白いのはエマーソンさんと森さんが示し合わせたかのように、見事なカラーコーディネイトでした。エマーソンさん、今度はバンダナ巻いてますよ(笑)一日3回エマーソンさん見れるなんてサイコーですね。始まる前タイジさんが「びっくりセッションと言っても、あんまりこれ以上のものは期待せんといて!」って。いや、十分ですが…。そして始まったステージはまたしても玄人好み。とにかく自分たちが好きなように音楽を奏でていくといういわばフリースタイル。とにかく楽しそう。その姿を見てやっぱり確信しました「この人たちは心底音楽馬鹿なんだな」って。見てるほうも楽しくなってきます。そしてこのメンバーをキーにいろんな人がセッションに加わっていくわけです。まずはDUB AINU BANDのOKIさん。彼の奏でるトンコリっていう楽器がすごいんです。弦がシカのアキレス腱で出来ているらしく。その音色はベースをさらに低音にさせたような感じ。それがもの凄くお腹に響くんですね。単純な楽器なんだけど、それが1本入るだけでぜんぜん曲のインパクトが違ってくるんですよね。ロックとアイヌ伝統楽器の融合。これは奇跡ですよー。続いてはなぜかビークルのケイタイモがベースで参加。そして独特な世界観を持つサイケバンドのDachambo。これも面白い組み合わせ。まさにロックの現在進行形ですね。素敵!Dachamboちゃんと見たくなった!こういう新しい出会いがあるからフェスは楽しいのですよ。そして最後に登場するのはやっぱりこの人しかいません。紅一点「レヨナー!」です。ラティールも加わり、曲名はわかりませんが、ゆったりした曲を。レヨナの格好がまたピッタリなんですよねー。なんかちょっと民族っぽくて。その雰囲気と相まって心地よい気分でおよそ2時間の夢セッションが終わりました。
■ここでKORさん力ついた模様。車で仮眠を取るらしい。さて、私のほうはというと、さすがに体が冷えてきたので再びローソンへ。またしても讃岐う…って探したらもう売り切れたらしい。残念…。でもさすがにこの冷えでは温かい汁物が欲しくなるので、やむなくカップヌードルを購入。でも温まったー。さて、最終目的アースでのGRAPEVINEに備えて、ART-SCHOOLを子守唄に仮眠…って寝れるわけがありません…。ライブ見る(聴く)のは初めてだけど、かなり気合の入ったステージだったと思います。ちゃんと聴けばよかった。結局転換の30分くらいだけ仮眠を取ったくらいでしたね。そろそろバインが始まるかというとき、テントの外に出てみると日の出前の幻想的な世界が広がっていました。写真撮りたかったけど、あいにくケータイは電池切れ。こんなときに限って…。あとケータイで一言いわせてもらうと、ソフトバンクぜんぜんつながらない!うちのKORとは結局1度もつながったことがありませんでした。偶然出会えたから良かったものの…。さて、気分を取り直していよいよライジング〆のバンドGRAPEVINEです。


GRAPEVINE@EARTH
意外なことにライジング初参加らしいです。しかもアースのトリですよ。すごいですね。内容は意外とあたらし目の曲が中心でしたが、選ぶの難しいですよねー。

(セットリスト)FLY〜I must be high〜スロウ〜指先〜インダストリアル〜豚の皿〜COME ON〜その未来〜Everyman,Everywhere〜HEAD

まずはお目覚めの一発『FLY』でスタート。仮眠明けですが、いきなりテンション上がりますね。続く『I must be〜』でこのまま上げていくのかな?と思ったらここで懐かしい『スロウ』MCでも田中くんが言ってましたが「散々上げておいて一旦落とす!そんな感じでやっていきます!」って。でもそんな『スロウ』や『指先』大好きなんですよねー。さて、だんだんとテントの外が明るんできて、気付くとステージが照明で照らされたように感じたのでふと後ろを見たら、なんと朝日です!今年は見れましたよー!まさしくライジングサン!朝日に照らされたバインメンバーたち。ここからは一気に畳み込んできます。そして『その未来』で盛り上がりも最高潮になりましたね。ラストは『Everyman,Everywhere』でしっかり今年のライジングを〆てくれました。ミディアムテンポのロックバラードなのでステージの余韻をしっかり味わうことが出来ます。あー、これですべて終わったな。と思いましたが、会場はまだまだ興奮冷めやらぬ状態。もちろんアンコールですね。程なくしてメンバー登場。ラストは何かな?と思っていたら盛り上がる『HEAD』でしたね。やっぱり最後は上がってなんぼですかね。さて、バイン田中くん、今回初参戦で相当ライジングの雰囲気が気に入ったのか「また来年も来るぞー!」って。ほんとこれまで出てないのが不思議なくらいです。
■ついに終わってしまった…。テントから出るとまぶしい朝日が。ほんと良かったねー。2年前は見れなかったからね。一応曽我部さんのラスト2曲を聴いて、本当に今年のライジングは終了です。
今年はいろいろ問題も多かったみたいですが、特にトイレの件は主催者側だけの問題ではないのかなーとも思います。最近のフェス傾向を見てるととにかくマナー違反が多いように感じました。人の迷惑を考えないで騒ぎまくっているグループ。歩きながらの喫煙とポイ捨て。もちろんゴミの放置(ライブ終了後)など楽しむことは否定しないし、個人の楽しみかた価値観もあるとは思うけど、「自由と勝手」だけは区別して欲しいな。トイレに関してはパンクさせてしまった主催者側の責任は大きいと思うけど、トイレの使いかた自体酷すぎます。ゴミの山…。きっと個人の認識でいろんなものを捨ててたんじゃないかなー?って思えるほどですよアレは。ゴミの分別を最大限に謳ったフェスなのに見えないところでは…。自分も含めた参加者はもう一度参加する上でのマナーやモラルを考えて行かなくてはいけませんね。せっかく楽しい音楽の祭典だったのに、オフィシャルや新聞なんかで取り上げられるのはトイレのこと。ちょっと残念でした。来年は10周年の記念イベントになるわけですが、間違いなくトイレに関しては過剰反応になるでしょうね…。コンビニで簡易トイレ売ってたりとかね。それもどうだか…。
ともあれライブ自体楽しかった事は間違いありません。ましてや2日間参加したのも初めて。素敵な思い出になりました。参加された皆さん、ほんとお疲れ様でしたー!また来年同じ石狩の地でお会いしましょう!