行ってまいりました!石田ショーキチライブ。
いつもの通りタワレコでCDなどを買い漁り(Wポイントだったので…)開場時間ギリギリぐらいにPARK SQUAREへ到着。今回は久しぶりに夫婦揃ってのライブです。ショーキチくんに関しては奥様のほうが上手ですからね。それにしても会場前の人だかりを見て、明らかにいつも行ってるライブからすると数段平均年齢が高いことに2人してホッとする。(私が一番ホッとしてますが…)さらにさすがメガネ率高し!みんなショーキチくんに見える(笑)もちろん自分もですが…。さて、程なくして開場。初めて入ったハコなのですが、なんともいえない懐かしい匂いがしました。(小学校くらいの時の友達の家の匂い…?!)しかも中は結構狭い。キャパは150〜200ぐらいでしょうか?程よくお客さんが入る中、今回はセンター中央くらいの場所をキープ。それでも結構近く見える位置です。会場内はひたすらプリンスが流れまくってていい雰囲気の中、軽く身を揺らしながら開演を待っていました。でも、開演が近づくにつれ、かなり気持ちが高ぶって来ましたね。前日の日記でも書きましたが、ホント初めてですから、彼を生で見るのは。。。さて、プリンスがS.Eに変わると同時に客電が落ち、エメラルド色のスポットが当たる中、いよいよライブスタートです。

(セットリスト)
Live+Drive〜MY OLDEST NUMBER〜MC〜コスモゼロ〜ミラージュ〜MC〜サヨナラヨーダ〜RELAX〜MC〜PHOTOGRAPH〜I SAW THE LIGHT〜MC〜TRUTH〜MCBLACK BIRD〜太陽道路〜MCDAY AFTER TOMORROW〜MOON BASE
(アンコール)
YER BLUES〜ステレオラブ

まずセットリスト見ても分かるように彼の音楽経緯(スパイラル、スクーデリア、モーターワークス、もちろんソロ。そしてカバーなどなど…)をすべて網羅した内容に大満足すると共にMCがやたら多いのには驚きました。そう、まるで噺家さんのように大いに毒吐いていただきました(笑)しかも腕をおへその下辺りで組んで話す姿が、まるで永六輔さんのようでした。(または近所のおばちゃん…笑)
さて、いよいよメンバー登場なのですが、最初どっから出てくるのか分からず、普通に会場横のスタッフ専用扉から出て来た時はびっくりでしたね。あまりの普通すぎる登場の仕方に描いていた感動のご対面とはいきませんでしたが、目の前のステージに立っている彼の姿を見て、一瞬震えが来ました。でもその震えは次の第一声で違う震えに…。
「こんばんは!哀川翔です!」
でいきなりライブスタートです。いきなり笑いを取りに来るところがさすがというかなんというか…(笑)でも、笑いはどうあれ初っ端から、ご挨拶代わりに『Live+Drive』『MY OLDEST NUMBER』でかっ飛ばす。スクーデリアとは違った重厚なバンドサウンドに驚くも、相変わらずの美メロとその歌声に、すっかり浸りきっていました。
さて、ここで早速MCなのですが、またしても「あらためましてこんばんは〜哀川・翔です!」の挨拶。さすがに開場も苦笑…。雰囲気を察したのか、ショーキチくん「あとでこそこそ似てないって言われるより、はっきり行ってくれ!」って。そしたら開場からはっきり「似てない!」との声が…。「自分では結構似てると思うんですが…さすがに今、私の傷つきバロメーターが一気に跳ね上がって、前年比5%アップで推移しております…」なるコメント(笑)さらに開場の人に向かって「君、言っていいことと悪いことがあります!」とツッコミを入れ、半分フテ気味に「じゃ次の曲行きます!」といって『コスモゼロ』を。これもぜんぜんMOTOR WORKSとは感じが違ってました。続いてショーキチくんの「みぃら〜じゅぅ〜(by哀川翔?)」のコールで『ミラージュ』を。ここでやっと会場もエンジンがかかってきた感じでしたね。サビでは結構拳が上がってました!だって、この美メロなサビは盛り上がらないわけが無いでしょう!かなりテンション上がりました。もちろん自分も調子に乗って踊りまくってたのですが、曲が終わった時にはすでに汗びっしょりになってました。ライブがはじまった時は結構大丈夫かな?って思ってたんですが、そこは相変わらずの仙台人気質。スイッチが入ってしまえば、もう止まりません…。まさにツアータイトルどおり「スロースターター」ですね。
さて、ここで再びMCコーナーですが、ここではなぜか哀川翔に対抗心を燃やすショーキチくん。(いつまで引っ張る!!)「よく結婚式で”見事ゴールイン!”なるスピーチがありますが…あれは全くのウソですから!むしろそこからがスタートで、共にさまざまな困難を…」と相変わらず噺家口調で語りだす(もちろん腕はおへその下で組んでます…笑)「ところで哀川翔の家には子供が5人いるそうです。凄いね…」という話しから「うちには猫が5匹(4匹だっけ?)いたんですが、最近次々と死んでしまい、最後に残ったのが10年くらい前に寺田(康彦)さんから預かって、未だに引き取りに着てくれない猫が残ってます…」「あと、一番最初に自分が気に入って飼い始めた猫は、別れた前の妻が連れて行ってしまいました…。その時の悲しい気持ちを歌った曲をやります!」といって『サヨナラヨーダを。まさに「涙無しでは〜」でしたね。そんなエピソードのあとじゃ切な過ぎます…。ところが曲が終盤に差し掛かった頃、急に演奏をやめたと思ったら、サポートギターのコウジロウさんに「ちょっと、さっきのフレーズもう一回弾いてみて!」って言うんで、てっきりハプニングか?と思ったんですが、「実はこのフレーズ、加山雄三の曲からパクリました〜!」って(笑)そして突然ギター弾きながら『君といつまでも♪』を歌いだす。「♪ふたりを〜ゆ〜うニャミニャ〜ニャニャニャ〜…アー!わかんねーッ!!」と突然猫語でキレはじめる。これには会場も大爆笑でしたね。やっぱりエンターテナーですわ。。。笑いが収まらないうちに曲を再開しましたが、そのままFrankie Goes To Hollywoodの名曲『RELAX』(スクーデリアでもカバーしてますね!)へと続く。テンション上がりきってる中で、この曲はヤバ過ぎましたね〜。引き続き踊りまくりでした。
曲が終わったあとのMCでは、「懐かしい曲をやりましたが、この曲(RELAX)がこんなに盛り上がったのはここだけですよ!渋谷なんて……でしたから。でも、この曲がこんなに盛り上がるということは、今日のお客さんはかなり年齢層がたかい…いや、気持ちは十分若いですが…」と必至でフォロー(笑)でも、最初に書いたとおり正直平均年齢はかなり高めでしたね。もちろん私もその一役をかってますが…。スパイラル時代からのファンもかなり多かったと思います。
さて、ここで(おそらくここだったと思います…)会場から「名古屋の事件って何?!」と声がかかる。このあとオフィシャルでの日記に書かれていた、いわゆる「名古屋イリュージョン事件」の詳細が明らかに!!!

※名古屋の事件に関しては、そのうち日記や熱帯宇宙紀行(Podcast)で報告があると思うので…。それまでは厳しく口止めされてます…。いやー言いたいっ!

さて、名古屋の話しに入る前の流れとしてメンバー紹介があったのですが、ドラムのひぐちしょうこさんはかなり注目ですね。小さくてカワイイのですが(aikoがドラム叩いてるような感じ?)プレイはかなりヘビーでパワフル。しかもかなりのおじさまキャラらしく、それ系ギャグ(本人曰くおじさまギャグ)を連発するみたいです(笑)ショーキチくんもかなりお気に入りみたいですね。「咀嚼(そしゃく)=噛むこと」の話しも笑わせてもらいました。だって咀嚼という言葉から「そしゃ〜く〜は、き〜を切る〜♪」ですよ(笑)ショーキチくんもサブちゃんのモノマネで乗ってくるから面白い。今回はそんな雰囲気がステージにも表れているんですね。素敵なバンドメンバーで今回はツアーを回ったんですね。それからライブ後半でやっぱり触れてましたが、仙台では「石田小吉バンド(東京)で〜す!」ってしっかりツッコんでました。
さて、話しを戻して、一応名古屋の話しを終えた後で「ここで懐かしい曲をやります!SPIRAL LIFEの曲を…36曲ほど」会場から大歓声が上がるが、もちろんそんなに出来るはずも無く「36曲のつもりで2曲聴いて下さい!」といって『PHOTOGRAPH』『I SAW THE LIGHT』を。2曲でしたがかなり嬉しかったですね。しかも「PHOTOGRAPH」はスパイラルでもショーキチくんのヴォーカルパートが大好きで、それを生で聴けるとは思ってなかったし「I SAW THE LIGHT」も車谷くんじゃないヴァージョンは初めて。しかもアレンジがバンドサウンドなので、むしろショーキチくんの方が、はまっている感じがしました。でも、時間があればスパイラルライフ36曲聴きたかったな〜。
さて、演奏後、ギターのチューニングをしている途中、ピックを眺めながらぼそぼそと「今なら抽選で1名さまにプレゼント〜!!」といって会場に投げる。暗かったので、軌道が見えず残念…。さて、続いても懐かしい曲で『TRUTH』を。会場からは大きな歓声が起こる。ショーキチくんもこれには驚いたらしく「この曲がこんなに人気があるなんて…」って言ってました。そりゃ人気ありますよね〜。だってスパイラル解散後、待ちに待ったところに届いた最初の音源ですから、思いいれもあります!相変わらずの美しいメロディーラインにうっとりしながら聴き入っていました。あと「声」ね。ショーキチくんの声がもともと大好きなので、この曲ではその美声もたっぷり味わえました。
続いては「東京の首都高速を走り回る迷惑な暴走族を歌にした曲です」といってBLACK BIRDを。「物販に持ってきてるので、帰りに買っていって下さい!」って押し売りみたいになったので結構気にしてました(笑)確かに暴走族の歌かもしれませんが、疾走感があっていい曲です。さらにそのまま『太陽道路』につながりますが、サビの「バイバイ〜♪」のところはお決まり(といっても初体験!)のワイパースィング!楽しすぎます。あとのMCで言ってましたが、鼻の手術をしてからもの凄く声の調子がいいらしく、今回は標準キーから半音上げて歌ったそうです。意外と分からなかった…。でも本人曰く「この曲キーが低くて好きじゃなかったんですよね〜歌いづらくて…半音上げたら丁度良くなりました!」って自分で作ったんじゃんね(笑)でも分かりますよ。ショーキチくんの歌をカラオケで歌うと分かるんですが、「さよならノーチラス」とか「Better days」そしてもちろん「太陽道路」なんかはAメロが大体低くて歌いづらいんですよ。でもその分サビの心地良さったらないですがね。
さて、そんなわけで、ショーキチくんのライブも終盤です。いよいよラスト2曲となりましたが、彼のライブテーマは「俺を楽しませてくれ!」ということらしく、決して「今日は最後まで楽しんでいって下さい!」とは言わないらしいです。ライブ中、結構「楽しんでますか?僕も楽しませてください!」って言ってましたが、もうこの時点ではステージと会場もかなり盛り上がっていて、凄い熱気に包まれてました。「最後2曲です!」ということでDAY AFTER TOMORROW『MOON BASE』で終了です。もちろんこのまま帰すわけにも行かず、アンコールが起こる。
程なくしてメンバー登場。ここでもちょっとしたMCを。
「いやー、今年はいろんな病気をしまして…でも無事こうしてツアー回ることが出来てよかったです(会場から拍手)それもみんなあなたのおかげです!」といってなぜか関係ない?会場の人を指差す(笑)「でも、いつもツアーのときは会場限定のCDを持ってくるんですが、今回は(病気とか)いろいろあって間に合いませんでした…。すみませんネット通販で買って下さい…。」て。そしたら会場から「買いました3枚!」って声が上がる。すぐさまショーキチくん「さっきあなたのおかげって言いましたが、ごめんなさいこちらの方のおかげです!」って訂正してて面白かったです。続いて「今回”30years ”って曲を作ったんですが、これは今年でビートルズを聴き始めて30年になるんですよ。でも30年ビートルズを聴き続けてきて分かったことがあります。それは…彼らもたいしたこと無いんだなってこと!彼らも人間的にダメな時期があったんですよ」と意外にもビートルズを批判する発言を。でもそれだけ心酔しているからこそ見えてくる部分もあるんでしょうね。「今回のツアーではビートルズのカバーをやってるのですが、今回は彼らがダメになりかけた頃の曲をやりたいと思います」ということで『YER BLUES』を。これはさすがビートルズマニアといわんばかりのアレンジとセッション気味なプレイに興奮してました。特にビートルズフリークなるうちの奥様の興奮具合といったら半端じゃなかったです(笑)さて、最後は「泣いても笑っても最後です!悔いの無いように踊ってけ!!」ということで『ステレオラブ』で終了です。これもモーターワークスの曲ですが大好きです!

最上階の窓から投げたラヴ 君に届くように
最上段のレベルで光るラヴ 君に届くように

もうショーキチくんの投げる「最上級のラヴ」をしっかり受け止めました!それにしてもホント楽しかったー!思いっきり笑って、思いっきり踊って…。さすがに十数年待ち焦がれたライブでしたからねー。一語一句一音たりとも聞き逃したくなかったので、こんなに長いレポになってしまいましたが、それでも結構曖昧になってますね。あとは「名古屋イリュージョン事件」の詳細を心待ちにしたいと思います。来年のツアーも少しづつ形になってきてるみたいなので、楽しみにしたいと思います。それから、楽しみにしていた新曲『30years』はライブでやってくれませんでしたが、ライブ終了後会場で流してくれました。最初「200マイル」っぽい、しっとり系を想像していたのですがむしろさっきの「ステレオラヴ」っぽいアッパーだがメロディアスな曲でしたね。もちろんいい曲。