マイスのレポやら仕事やらでバタバタしてましたが、先日買ったbirdさんのCDコメントしていませんでした。というのもやっと聴けたって感じなので…。
今回はプロデューサーに冨田恵一氏を迎えてのアルバムということもあり、期待度がもの凄く高かったですね。もちろん全曲通して冨田節炸裂!って感じで、彼の持ってる音楽要素をすべて注ぎ込んだかのような、ある種実験的作品でもありますね。もちろん肝心のbird本人もしっかり曲調に合わせて多彩な表情を見せてくれるからスゴイ。もちろん全曲作詞も手掛けており『おなかの中で』〜『ファーストブレス』なんかは「出産」という女性として最も尊敬できる賛辞を経験したからこそ産み落とすことが出来た楽曲でもありますね。ほんとに包まれるような音作りが見事です。

(ファーストブレス)より
月の満ちかけに 導かれていく 海から陸へと 少しずつ這い上がるよ
広い空の下 泣き叫んでる カウントダウンは確実にされてゆく
きっとあなただけの 音楽をひびかせてね そう 限りある時間の中で…♪

(パレード)より
いのちのバトンをね 渡してつないでく…
私の音楽は あなたのその記憶に あなたの音楽は 私の記憶の中に…♪

人生を「音楽」に例えてるのがbirdらしい。

そういえば昔、大沢伸一さんとやってた時はなんか造られた感じがしてたし、それが良い意味でも悪い意味でも機械的「重さ」を感じていましたが(でも、好きは好きでしたよ)今作はほんと「素」で「オーガニック」な彼女を見れたように感じます。そんな2人のコンビネーションにプラスしてサポートメンバーがこれまた素敵☆メンツ。ドラムは坂田学さんだし、ベースは鈴木正人さん。そしてパーカションには、またろうさん!まさに最高のポップス布陣。出来ない曲なんてないよね。ラテン色豊かな『ツツジの蜜をめしあがれ』にアジアンチックな『マイ・ペン・ライ』やニューオリンズ感たっぷりの『パレード』なんかはかなり好きだし、お得意バラード調の『やわらかな旋律』もグー。

BREATH

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