『ソウル・パトロール!!!』

momomo22006-06-02

まずは「おめでとうテイラー!」ということで、アメリカンアイドルのシーズン5がついにフィナーレを迎えました。予想通りというか、南部出身者の強みというのか、強力な地元支持を受けての優勝となりましたね。やっぱり今のアメリカで失われつつある、良心的(心を揺さぶる)音楽を求めるが故の結果だと思います。もちろんキャサリンも歌の上手さや表現力、もちろん容姿も含めて文句の付けようがないほどでしたが、ある意味「食傷気味」な感じだったんでしょうね。先日のクリス落選と同じで、歌の上手さよりもプラスαの安心感というかいい意味での泥臭さが必要だったんだと思います。優勝後のコメントがよかったですね。大絶叫で「ソウル・パトロ〜〜ル!」と一言。今後は一気にスター街道まっしぐらのテイラーですが、間違いなくアメリカ全土の国民に愛されるシンガーになることでしょう!
さて、本編の結果よりも盛り上がったのがその前に行われた投票待ち時間でのショータイム。「これぞショービジネス!」といわんばかりの演出にはもう鳥肌立ちまくりでした。これまでのトップ12が揃い踏み。気負い無しのステージは見てる方も楽しめるからいいよね。しかもゲストコラボが豪華!パリスとアルジャロウ、クリスには誰かわかんないけど同じスキンヘッドどうし(笑)エリオットにはなんとメアリーJブライジ、そしてテイラーにはトニ・ブラクストンなど凄すぎる。そしてバートバカラックのトリビュート企画では、なんとご本人登場でピアノまで演奏(伴奏)。最初字幕見逃してて、誰かわかんなかった…。往年のヒットメドレーをトップ12が歌う。ここでの特筆はリサがメインで歌う『Alfee』。やっぱり彼女は歌が上手とあらためて思った。そして、またしてもサプライズが!パリスの「Ladies & Gentlemen…Miss Dionne Warwick!」のコールと共に眩い光の中から現れたのは、なんとバカラックといえばこの人!といわれるほどの盟友。ディオンヌ・ワーウィックです。さすがにこの夢の競演にはうっすらと涙さえ浮かんできた。『Walk On By』をサラリと歌い最後は全員で大好きな『愛のハーモニー/That's What Friends Are For』を歌う。やっぱりいい曲だ〜。でも個人的にはスティービーのパートをエリオット、エルトンジョンのパートをテイラーそしてグラディスナイトのパートをマンディーサにお願いしたかった。さて、ショーも終わりいよいよ結果発表という時、またしてもサプライズが!なんとプリンスですよ〜!!!どこまでやるんだこの番組は!ほんとにくちばし生えてくるんじゃないかってな具合鳥肌たちまくりです!それにしても彼は全然変わらないね。やっぱり宇宙人だ。
そんなこんなで大盛り上がりの中ショーは終焉となりましたが、途中ユーモアあふれる企画も沢山あって面白かった。アメリカ人ってみんな歌が上手いと思ってたけど、やっぱりいるんですね。音痴な人って(笑)それがあまりに個性的でおなか抱えて笑った。何が?って審査員3人の反応が特に(笑)それから歌よりもその個性的なトークが話題となったケリーのコメディーコーナーでは相変わらずの「天然」ぶりを発揮してくれました。やっぱり女優に転身すべきだね。間違いなく成功すると思うよ。
という訳で今シーズンは終了となりましたが、やっぱりすごい番組ですね。そうだ!今回ファイナルの得票数はなんと6500万票!歴代アメリカ大統領選挙の投票数よりも多いというから、いかにすごい番組かが分りますよね。やっぱり日本では無理なのかな〜。