momomo22006-02-16

 風味堂MAMALAID RAG のジョイントツアー 題して「風味絶佳ママレイ堂」に行ってきました!ジョイントというだけあってかなり楽しめたライブでした。私も久しぶりのライブだったので、もうドキドキでしたが、始まってしまえばお構いなし。まったくタイプの違う2バンドをじっくり楽しみました。
 まず会場入りしてビックリ。きっと女子率高し!と思っていたのに、意外と男子が多かったので、まずは一安心。さらに驚いたのは、前のグループに子供づれのお客さんがいた事。「この子は小さい時から、こんな良質な音楽を聴いて育っていくんだねー。将来有望だ…」なんて思いながら見てました(笑)そんなこんなで、始まりがちょっと遅れ18:45分頃から1バンド目登場です。
尚、感想やライブの様子などは、ツアーの初日ということもあるので、ネタバレOKの方のみどうぞ。
MAMALAID RAG
今回はドラムとギターサポートを入れての4人バンドスタイル。
初めて生で見る二人はやっぱりさわやかで、かっこいいね。特に田中君なんかは「もこみち似」であの声だからねー。そりゃモテるわな…。
 1曲目『目抜き通り』で軽快に始まったステージは続く江口君ボーカルの曲(曲名?)そして『銀の爪』から大好きな『街灯』へとつながります。『街灯』はいつ聴いてもいいね。会場がまるで魔法にかかったみたいに、幻想的な雰囲気に包まれました。そんな緩やかな音に身を委ねるのもまた、ライブの醍醐味ですよね。そして3/29発売の新曲『消えた恋』も聴けました。いかにもママラグらしいちょっと大人の切ないラブソングって感じがグーです。でもMCでは発売日を間違えるお茶目な田中君と速攻でクールに突っ込む江口君のナイスコンビぶりも見れました(笑)そして、あっという間にステージも終盤となり『銀の爪』に入っている『カレンダー』を。この曲も好きなので嬉しかったですね。しかも歌い方をちょっと変えてくるところなんかがニクイ。ますます気に入りました。そして最後は『そばにいたい』(だったような?)で終了。
 なんか、久々ということもあり、すっかり聴き入ってしまってたので、セットリストとか、かなりあやふやなところもあります。(『春雨道中』やらなかったかな??)でも、しっかりママラグの世界を堪能することはできました。それと、途中のMCでニューアルバムの話と、伴うツアーの話をしてましたが、ニュアンスからすると仙台はなさそうな感じでしたね。「近くに来た際は…」って言ってたし。でも、出来ればまた来て欲しいですね。今回のようなバンドスタイルでもいいし、2人だけのアコースティックなステージも味わってみたい…。そんな気分にさせてくれるとても居心地の良いステージでした。
風味堂
さて、ママラグとは打って変わり、のっけから上げ上げムードで持ってきたのは風味堂です。オープニングからご挨拶代わりのソロプレイで会場を煽る、煽る。しかも早々とコール&レスポンスの練習まで…。「今日は皆さんの元気を見せてください!」「エクスタシー!と言ったら、イエ〜ィ!イエ〜ィ!と答えてください!」そう!曲はもちろん『真夏のエクスタシー』相変わらず仙台人のシャイな部分は出ましたが、一気にテンションが上がってきましたね。そして続く『ナキムシのうた』はお決まりの大合唱「シャラララララ、シャラララ〜♪」実際に参加するとやっぱり楽しい!続くMCでは、当日発表になった荒吐出演決定の報告。「昨年に引き続き…アラバキ決定しました!!」とワタリさんが告げると、会場は歓喜の拍手。やっぱりこのフェスに対する地元人の思いは凄いんだと確信できました。さて、ステージに戻り次はしっとりした『ママのピアノ』ピアノバンドとしての真骨頂ですね。しかし、そんなうっとりした雰囲気を一気に変えていく様に続いては『新曲(タイトル?)』含む『眠れぬ夜のひとりごと』『もどかしさが奏でるブルース』の流れ。新曲もかなりアッパーな感じの青春ポップチューンって感じ。これまでの彼らにはないかなりハジケたナンバーでしたね。ライブにはもってこいの曲でした。この日最高潮の盛り上がりを見せたステージの後は、ステージの終わりを予感させる締めの定番曲『ゆらゆら』そして最新シングル『ラストソング』で見事に包み込んでくれました。短いステージのなかでも、しっかり緩急を使った演出で十分楽しませてくれました。ワタリさんは思ったとおり話術の天才だし、(でも、本番前トイレですれ違ったときはちょっと緊張してたようでした…)トリクンはとにかくテンション高い高い!絶えずハンドクラップを要求してきます。煽りも凄い。そしてカッチャンはやっぱり「スペ中」で見てるまんまでしたね(笑)律儀と言うか、温かい雰囲気が伝わってきました。でも、気分が乗ってくると立ち上がって煽ってくるといった熱い一面も見れました。と言うかほんと音楽がすきなんでしょうね。
 さて、明らかな展開が読めてる中、会場はアンコールの拍手をやめません。と言うのもママラグのオープニングトークで、田中君が「今日はジョイントと言うこともあり、最後にはちょっとしたセッションとかもありますので…」って言ってました(笑)ほどなくして、まず風味堂メンバーが各自配置に着く。トリクンは楽器をエレキに持ち替えてのセッティング。そしてワタリさんの呼びかけでママラグの2人がステージに登場。もともとこの2バンドの接点は渋谷のライブハウス「BYG」でともにライブを行っていた盟友同士というから驚き。そこのマスターに「どうせなら、風味堂とママラグ一緒にライブまわっちゃえば」(ワタリ氏モノマネあり…笑)という一言から今回のツアーが決定したと言う馴れ初め話も聴けました。しかしステージ上の田中君とワタリさんのやり取りには大いに笑わせてもらいました。絶えずクールな田中君にちょっかいだしまくるワタリさん。「田中さん楽しいですか?」「どうして私には挨拶してくれないんですか?」「なぜ、私の目を見てくれないんですか?」しかし、あまりのクールな田中さんの反応に思わず「田中!あとでトイレこい!(笑)」と言ったジョークも飛び出す。でも、田中さんも負けていなかった…。ワタリさんが曲紹介で「クリームの曲やります!」とコールした瞬間、田中君が「正確にはクリームの曲じゃなくて、クリームもカバーしてる60年代のスタンダードなロックンロールナンバーです…」とクールに突っ込む(笑)タイトルわかりませんが、その『インストロックナンバー』を5人でハイテンションに決めた後、再びワタリさん。「ちょっと僕、音調整するから、田中さん何かしゃべってよ!」と吹っかける(笑)困ったように、もじもじしながら、ボソッと次の曲の話をする田中さん。「じゃぁ、もう1曲だけ、セッションするなら、この曲どうかな?と持ち込んだ曲です。知ってる人は一緒に唄ってください…」と言って、懐かしいCreedence Clearwater Revival の代表曲『雨を見たかい〜Have You Ever Seen The Rain?』を。最近でもCMとかで使われてる曲なので、これは知ってました。もちろん一緒に唄いましたね。
と言うわけで、大笑い&大感動のアンコールセッションも終了。最後はなんだかんだ言っても「仲のいい2人」がしっかり肩を組んで手を振ってくれた姿が印象的でした。
音楽にはやっぱり壁がないね。そう実感しました。