『ホワイトバンド』の意味知ってますか?

momomo22005-08-25

  今年の夏はロック中心だったような気がします。毎年必ずブラジル系を集中的に聴く時期があるのですが、気が付けば今年はまだありません。それも悲しいので、またいつものCDラックをガサゴソ…。ありました!今日はこれ。『choro azul』の2nd Album 『2-dios』です。2年半ほど前の作品ですが、1st Album 『choro azul』に続きlittle creatures青柳拓次鈴木正人らがしっかりバックを務めています。もちろん「美由紀さん」もコーラスで一部参加してますよ。しかしいつ聴いてもしびれます。特にボーカル『林夕紀子』の希有の歌声。天使の歌声が高音のソプラノだとしたら、彼女の声はまさに地の使いの歌声。大きな大地で私たちを包み込んでくれる「母なる存在」の様な歌声ですね。

01.A GIRL IN THE CAGE
02.WHERE IS GOD? WHAT IS LIVING?
03.SOMEBODY ELSE'S GUY
04.IN MY CHILDHOOD
05.VOU DEITAR E ROLAR(QUAQUARAQQUAQUA)
06.I DON'T MIND GETTING WET
07.DEEP FOREST
08.IF THEY GO AWAY
09.YOU'RE ALWAYS THERE FOR ME
10.YAFFA 1110
11.LET ME BE THE ONE
12.TO LOVE SOMEBODY

 内容的には明るい陽の光の中でのボサノヴァというよりもむしろ夜的な印象を受けます。むしろジャズやスパニッシュ、ソウルといった感じ。『ハナレグミ』もそうだが、声に魅力のあるヴォーカリストには凝った音作りはいらないんですね。ギターの音一つで十分成り立つというか、シンプルじゃないとせっかくの声が死んでしまうんですね。
 オススメは『choro azul』との出会いの曲である(9)『YOU'RE ALWAYS THERE FOR ME』。美由紀さんのライブのオープニングアクトを彼らが務めた時、初めて聴いて感激して以来大好きな曲です。
(和訳)
―私の翼は、沢山の経験と仲間によって強く大きくなる
 今はまだ、飛ぶのがぎこちないけど
 私は飛び続けることが出来る
 貴方が見守ってくれるから
 いつもそこにいてくれるから…―
気持ちがポジティブになります。それと(2)『WHERE IS GOD? WHAT IS LIVING?』タイトルどおり、世界中で起こっている差別や貧困の問題を歌ったメッセージソング。今話題になっている『ホワイトバンド』もそうですが、本当に私たちが声をあげていかないと(目覚めないと)いけない問題が沢山あります。歌には人々を『目覚めさせる力』があると思います。もっとこの歌及び彼らの歌が多くの人に届けば良いと思います。そのためにも私はこのような素晴らしい曲を沢山紹介していきたいと思います。
(和訳)
―もし貴方が目を覚まさなければ
 彼等の心は閉ざされるだろう
 もし貴方が目を覚まさなければ
 地球は怒りの涙でいっぱいになるだろう
 何故、世の中は人々を不公平に扱うのですか?

 神様は何処にいますか?
 生きるとは何ですか?―

今回は代表で2曲紹介しましたが、他にもいい曲いっぱいです。(6)(11)とかかなり聴き応えあるし、もちろんラテン風な曲(3)(4)(5)もありますよ。
 『ライジングサン』も終わり気持ちを一度リセットできたかな?明日からまた新しい『音霊(おとだま)』と出逢えますように…。