『RISING SUN ROCK FESTIVAL 2005 in EZO』その1

momomo22005-08-21

 行ってきましたよ。『RISING SUN ROCK FESTIVAL 2005 in EZO』天候面が懸念された今回ですが、まずは問題なく終了。とにかくサプライズあり、私自身の重大事件(大袈裟?)ありと、本当に充実した1日を送ることができました。今回は急遽決定した為、時間的な面と費用面もあり2日目からの参戦となりましたが、それでも濃すぎます!なので、できれば2回に分けてレポートしていきますね。それでは早速いきましょう。
 まず今回見たアーティストは先の日記で予定していたものとはまたしても違ってしまいました。(プログラム自体の変更もあり)特に残念だったのは「the pillows」と「安藤裕子」が見れなかったことです(悲)さわおさんとはほんとに縁がありません。プレデターズは前日だし、特番見逃すし…。残念がっていても始まらないので、その悲しみ以上の喜びを与えてくれたたくさんのステージを紹介していきます。
(今回のアーティスト)
10-FEET/HONESTY/フジファブリックDATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDENRHYMESTERフィッシュマンズ吉田美奈子 & THE BAND/真心ブラザーズ4人バンドversion/BRAZILIAN GIRLS(from NY)/EGO-WRAPPIN'/CRAZY KEN BAND/POMERANIANS/勝手にしやがれ/以上。※その他、ちょこっとつまんだり、耳で聴いていたのはあります。
 
・『10-FEET
DEPAPEPEと迷いました…。音響チェックしているときにもちろんDEPAPEPEの2人も出てきて音あわせをやっていたのですが、すべてのチェックが終わったときに『本番よろしくおねがいします!』と挨拶があったので、これは正直直前までの気持ちははDEPAPEPEでした。そのときはまだお客さんがまばらで「やっぱりオレンジレンジにみんな行くんだろうな」と思いながらも、10分前やっぱり10-FEETに決定。やっぱり朝一はテンションあげていきたかったのです…。そして大急ぎでEARTH TENTへ。
 今回初ライジングとなる10-FEET
『このステージとはいわない。でも今日一日が一生の思い出になるように楽しんでくれ!』
とのタクマ(タクマイザー)のMC通り、初っ端から【2%】【BE NOTHING】【HEY!】【VIBES BY VIBES】(カッパの衣装は無かったので残念…)【nil ?】などの疾走感あるナンバーを連発。お客さんも待ってましたとばかり、会場はモッシュの嵐となる。(後ろで良かった…。)そして『皆さん、長生きしてください!』のMCと共に始まる【RIVER】で完全に絶頂を向かえ終了。その他コール&レスポンスや会場とのウェーブ(前後に流れるやつ)も楽しかったですね。タクマがギターを持ったまま客に突っ込んでいくといったハプニングもあったし、ライジングサンは初めてでも楽しませ方を知ってますね。会場を後にするお客さんの顔には満面の『笑み』がこぼれてました。彼らのライブはいつもポジティブな気持ちにさせてくれますよね。まずは最高の1発目だったと思います。

・『HONESTY』
もちろんSEはビリージョエルの『オネスティー』(笑)曾田 茂一(FOEEL-MALO)&高桑 圭(GREAT 3)によるユニット。今回はサポートを入れての4人編成。実際曲もあまり知らなくPVで流れてた【TRUE 80%】ぐらいでしたが、さすがベテラン。前半はしっとりギターサウンドを聴かせてくれます。MCでは『俺たちあまり、上がる(テンション)曲できないから…一人カラオケ状態ですみません…』と高桑さん。(そのころSUN STAGEからは氣志團の物凄い歓声が!)『とんでもない、ここに来ている人たちは納得済みで、自分たちの音楽を聴きに来てるんですよ!』と思いながらまったり聴いていたが、後半から一気にアメリカンロックなナンバーを持ってきてるじゃないですか!特にツインギターの掛け合いが物凄くかっこいいやつ。(曲名とかわかりません)最後は大盛り上がりで終了。それとMCではやたらと『雨』を気にしていました。実はアイゴンさん『雨男』だったんですね。『今日は皆さん晴れ男、晴れ女のおかげで何とか持ってます!』だって。でも本当に降らずに良かったです。話変わりますが、最近のアイゴンさんって、顔つきがやさしくなってきましたよね?エルマロのころは怖くて馴染めなかったんですが…。でも今回のMCでも言ってましたが、タワレコブースでのサイン会の件。『おそらくデロデロ状態で行くと思うので、客少ねーとその後荒れるぞ!』って…。やっぱ酒が入ると依然として『危険人物?』(笑)

・『フジファブリック
RED STAR FIELDを後にし次に向かったのはまたしてもEARTH TENT。フジファブリックのライブは初めてです。映像では何回かあるんですが、それだけに期待度がかなり高かったです。会場はすでにいっぱいでコントロールスペース脇の柵の所で見る。1曲目【虹】「週末雨上がって〜♪」なんて今日の天気ぴったりでしたね。その後曲順忘れましたが、【銀河】【ダンス2000】【TAIFU】など。さらにMCで『今の時間帯には合わない曲ですが…』ときて名曲【茜色の夕日】(今度9/7新録でシングルカットされます。)さらに圧巻はおそらくそのカップリングとなるであろう【新曲】(タイトル不明)でした。フジファブの魅力は楽曲のよさとやはり、金澤君のキーボードだと思います。その良さを最大限に出した曲で、ライブアレンジかも知れませんが、かなり「ヤバイ」です。スティビーワンダーの曲の中に【ハイヤーグラウンド】って曲あるんですが、その曲を彷彿させるようないわばファンクロックなナンバーでしたね。盛り上げ系の曲で絶対これからのライブでの定番となりそうな曲です。
 個人的にもうひとつ気になってしょうがなかったのが、私の横で「detroit7」の皆さんがフジファブ見てるじゃないですか!特にVo&Gの「菜花」さん、もうノリノリで相変わらずカッコいい!というよりむしろカワイイ…。

・『DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDEN
まったくなぞのバンド。ってゆうか何で民夫を蹴ったのか?ってこと。簡単に言えば体力温存ってとこ。(大体想像ついたとこもあるし…)で、このバンド「DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDEN」を興味本位で見ることに。サウンドチェック中はとにかく楽器の数が半端じゃないってこと。鍵盤、シンセ、ドラム、ギター、ベースそしてホーンズ。音あわせも半端じゃない。楽器から想像するに、スカ?ニューオリンズジャズ?で、何でセンターにキーボードが逆向きに置いてあるの?疑問だらけな分、期待感が高まります。今回はスカパラのTb雅さんが、腕組みしながら見守る中、出てきた「音」は…。
 正直わかりません。わからないのです…。しいて言えば『ジャズパンク?』『プログレジャズ?』『現代ジャズ組曲?』この日記見てる人には余計にわからないかと思います。これは実際に聴いてもらって、個人の感覚で受け入れてもらえればな?と思います。とにかくいろんな音がごった煮になってるんです。タイムリーな話をすれば、このステージを見る前、音楽好きで有名な『敷島親方』(よくハイラインなどでコメント入りますよね)の特製味噌ちゃんこ(400円)をお昼に食べたんですよ。(これはかなりうまかった!)そんな感じ。余計わかんない!新しい音楽を知る。これもフェスの醍醐味ですよね。
 
・『RHYMESTER
いろいろな疑問を残したままEARTH TENTへ。しばらくぶりの彼らのステージ。相変わらず『KING OF STAGE』してました。ロックフェスに何でヒップホップが?の疑問に「それは私たちがバンドだからです」と明確に宣言した「まさにミスターライジングサン(笑)」の宇田丸。それを証明するライブが始まった。おなじみJIN's ROOMから1曲目【レッドゾーン】で一気にテンション上がってきました!そこからは【This Y'all That Y'all】 や【ロイヤルストレートフラッシュ】、【うわさの真相】など往年のヒットチューンが続く。「うわさの真相」は相変わらずFOHの部分の会場大合唱で盛り上がりますね。新曲【逃走のファンク】も聴けたしよかった。MCも毎度おなじみ下ネタ系(一応自粛)で会場のキッズは大喜び。日本ってやっぱり平和だよね…。と思いつつライブは進む。そして意外な曲登場。この時期にはぴったりな曲【WACK WACK RHYTHM ISLAND】。タイトルとおりもともとWACK WACK RHYTHM BANDにfeatした曲でほかにも「BOO」が別バージョンで歌ってます。私も大好きな曲で、今回は歌詞を「南」から「北」に変えて歌ってましたね。そしてラストは最近おなじみの【ザ・グレート・アマチュアリズム】。東京B-BOYS(ダンサー)の登場で華々しく終わる流れなのですが…。
 今回はそうでもなさそう。『フェスっていろんな人、出てますよね?』『一緒にできちゃったりしたら…』なんて意味深なMC。そして聴き覚えのあるイントロ…まさか!『ゴッド〜っ!』気がつけば叫んでましたね(笑)。そう忌野清志郎登場で【雨上がりの夜空に35】です。まさに「キングとキングのドッキング!」このサプライズに会場のボルテージは一気に加速し客が一気になだれ込んできました。そう彼らが「バンドである」と確信できる瞬間はここにもありました。単に韻を踏んでリリックを発しているだけではなく、そこにはしっかりとしたメロディーの基盤がある。いわば「声」自体が楽器なわけで、「声」を出しているのではなく、鳴らしていると表現すべきだと思います。そしてその「声」はどんな「音」とも融合することができるのです。それこそが、彼らがバンドであると確信づいた答えであると思うし、証明できたライブだと思いました。だからあえて今回はギターサポートの「竹内朋康」をはずしたんでしょうね?むしろ「マボロシ」との明確な違いを表現したかったのかも知れませんね。
 ここで疑問がひとつ。なぜここで今回人気曲「肉体関係」やらなかったのでしょうか?「もしかして☆」の期待感を抱いてのライブ終了となりました…。

・『フィッシュマンズ
日もいい感じで暮れてきました。赤紫の空が幻想的な世界観を作っています。そんなベストなタイミングでのフィッシュマンズ登場です。RHYMESTERが終わったころにはすでに始まってて、どこからか聴いたことのある声とメロディーが…。そうクラムボン原田郁子』が一人目のヴォーカリストで【Weather Report】を歌ってる。そして2人目永積タカシ(ハナレグミ)で【ナイトクルージング 】3人目はUAで【頼りない天使】そしてここにも登場の忌野清志郎で【MELODY】。
 4人とも独特の浮遊感を持った歌い方で、それぞれのフィッシュマンズワールドを展開してくれました。特に永積タカシのハマリっぷりは感動的でその世界観にどっぷり浸ることができました。もちろん目には熱いものが…。その後もゲスト全員とビッケを加えての【いかれたBaby】を。しかし時間の関係上、その曲を聴きながらステージ移動。ああもっとこの世界観に浸っていたかったのに残念…。でもドラムの欣ちゃん、うれしそうでしたね。スカパラでのドラミングもいいけど、やっぱりこういうのもやりたいのかな?とつくづく思いました。でも彼の交友関係の幅の広さには感心させられますよね。そのおかげで、今回の再結成も実現したわけですから。今後もフィッシュマンズとしてのライブも行っていく予定とのこと。楽しみですね。

 以上第1弾のライブレポ@札幌アイ・カフェからでした。第2弾はちょっと間が空きますが帰ってからしっかり書きます。もちろん『帰るまでがライブ』です。腰が痛いですが、またバスとJRに揺られて帰ります。