『馬の骨』

燃え殻

 早くも5月最終日。ホームページ開設して半月経ちましたが、少しづつ進化している感じかな。何かと忙しいこともあり、当面はこの日記中心になると思います。さてそんな音霊日記。本日もいいものが入りましたよ。以前お知らせした『馬の骨』の新曲『燃え殻』がスペースシャワーTVでPV解禁となりました。先行試聴で[早く続きが聴きたい!」とうずうずしていた私にとってはなんとも幸せな一日となりました。さて曲のほうはというと、キリンジ特有のハーモニーワークはなく、堀込(弟)の声色を前面に押し出したスローバラード。とにかく声が「やさしい」そして間違いなく歌の表現力があがっている。今これ程のやさしい声で歌える男性アーティストは『小田和正』『平井堅』『ハナレグミこと永積タカシ』そしてこの『堀込泰行』ぐらいだと思う。またバックにBass沖山優司、Drums小松シゲル(from NONA REEVES)などを配しシンプルな曲調ながらもこのしっとりした『別れのラブソング』を盛り立てている。「♪熟れ過ぎた赤い陽が落ちる・・・」主人公の崩れそうな心情を沈む夕陽に例え「燃え殻」となってしまった恋人への「想い」を歌った切ない歌詞が涙を誘う。(今の心情にリンクしないので泣きはしないが、胸には十分しみました。)映像のほうも堀込(弟)がギター1本持ってで河を下っていくというシンプルなもの。より楽曲のよさを前面に出した形になっています。とにかくキリンジとは違った直球勝負のラブソングです。ますますアルバムそしてツアーが楽しみになりました。