『犬とライオン』のライオン

momomo22005-10-14

 昨日の続きになりますが、今日はデジパックのライオン(KING?)イラストがかなりキュートなTatsumi Akira & THE Cassette CON-LOSの『KING goes CALYPSO』を紹介します。先日のライブ映像を見て以来、その期待感は高まる一方でした。もちろんその期待にしっかり応えてくれています。秋を感じ始めるちょっぴり肌寒いこの季節に、まるで陽気な太陽の下にでも放り出されたかのような、そんな『ごきげん』なアルバムです。

01. Big-M
02. Too Much Weight
03. カプリ島
04. Last Waltz
05. ぼくのおじさん
06. Sunday
07. SARABA
08. Stray Shot
09. An Old Man's Status

 最初から王道カリプソナンバーが立て続け。特に1.『Big-M』は先日のイベントではラストにやった曲。盛り上がって終わるにはもってこいのダンサブルなナンバー。もちろんこのアルバムでは契機付けの曲となってますね。個人的には巽明節炸裂の泣きのスタンダードナンバー4.『Last Waltz』アンディーさんのソロパートとアンサンブルがみごとな5.『ぼくのおじさん今回唯一の歌もの6.『Sunday』の流れが大好き。今回のボーカリスト「ELIJAH LEVI」はあのサムクックの甥っ子らしい。どおりでもろソウルフルなボーカルだと思った…。まさにソカの真髄と言えます。そういえばこの曲のPVを先日はじめて見ましたが、とにかくみんな楽しそうなんですよ。会場までもが!(羨ましい…)とにかくコンロスのライブは楽しいって有名ですからね。どうしても地方には来てくれないので、先日コンロスのBBSに『仙台来て下さい!』って書き込んでんですよ。そしたらワダさんの返事は『念じててくれれば叶います。たぶん!待ってて…。』って。もちろん待ち続けますよ(笑)
 話をアルバムにもどしますが続く7.『SARABA』はちょっぴり哀愁を感じるカリプソナンバー。シンプルだけども意外と難しい曲だと思います。そして実質ラストソングといいってもいい8.『Stray Shot』は思わず散歩に出かけたくなるような陽気な曲で、心も体もウッキウキです。あとはこのアルバムの余韻をしっかり味わえる9.『An Old Man's Status』で完了。より雰囲気を味わえるように、あえてモノラル録音されているのが憎いところです。アルバム全体を通して感じたのはやっぱりオーセンティックの持つオーガニックさと独特な土臭さ。洗練された都会的音楽にはない温かさが感じられますね。マイスティースやデタミ好きにはたまらないアルバムだと思います。今度はコンロスのみのアルバムも聴いてみたいと思います。ワダさんのボーカルも聴いてみたい!
 そういえばこのアルバム聴いたあとに、改めて先日の「M-ON! Rookies」見直してみたのですが、カリプソやソカのリズムの中にも意外とロックを感じました。それを感じたのがフケさんのドラム。アレはまさしくロックのバチさばきです。コンロスのワダさんの日記にも『バンドでライブといえばロックなのです。イェイ。』なんてことを言ってました(笑)