『RISING SUN ROCK FESTIVAL 2005 in EZO』その2

momomo22005-08-22

 本当は家に帰ってから「その2」をアップしようと思ったのですが、記憶が薄れないうちにと思い急遽「アイ・カフェ@仙台」からライブレポをお送りします。(なんか本業より力入ってるかも…笑)
 ・『吉田美奈子 & THE BAND』
フィッシュマンズの余韻を引きずりながらRED STAR FIELDへ。Strange Love Psychedelicoがかなりの盛り上がりだったらしく、反対方向に流れる人ごみを掻き分けながら進む。当然まだ転換中。お客さんもまだ少なく、今回は前から3列目ぐらいで見ることに。さすがに年齢層が高め。(といっても20から30後半ですよ)そのときステージに吉田美奈子本人がマイクセッティングに登場。ロンTにジーンズのラフなスタイルで登場。会場からの「美奈子コール」に笑顔と投げキッスで答え、会場が盛り上がる。(この盛り上がりが後で大変なことに…)
 そしていよいよステージ開始。今流行のSEも特に無く静かに登場。先ほどのロンTにジーンズスタイルのままで…。勝手に自分の頭の中では、「黒いドレススタイルでしょう」と一瞬でも考えてしまったことを後悔させるようなとんでもないステージになっていくのでした。といても今回のセットリスト【LIBERTY】を除いて知らないのです。(すみません勉強不足です…。)でも知らなくてよかったとも思います。知っていると一緒に歌ってしまうので、じっくり聴き入ることができないからです。というわけで前半はゆったりした雰囲気でその圧倒的な『ボイスワーク』に触れることができました。会場もいい感じ時の横揺れになっています。そしてついに【LIBERTY】この曲にはおそらく会場のほぼ全員が心震わされたと思います。天に突き抜けるような声量と心に突き刺さる『言霊』まさに音楽の『神』が降りてきたかの様なすばらしいパフォーマンスでした。でもそこからがまた凄い。彼女の真骨頂とも言えるファンクナンバーを3曲ぶつけてくるんです。もう完全に虜になっているわれわれはただ踊るしかありません。これまでのゆったりとした雰囲気が一変。そこは一瞬にして野外ダンスホールになってしまったわけです。それこそが、先ほどの「ロンTにジーンズ」なわけです。しかしここで個人的大事件が…。あまりのノリのよさに調子に乗って踊っていたのですが、突然腰に鈍い音と激痛が…。やばいと思いながらも立っている分には問題なかったのでそのまま踊り続けていました。(続く…)
 でもほんと圧巻だったこのステージ。本来であればもっと若い世代に見て欲しかったとつくづく思います。きっと音楽に対する向き合い方が変わると思いますね。

・『真心ブラザーズ:4人バンドversion』
活動再開以来、これまでさまざまなイベントやフェスに参加してきましたが、そのステージすべてが違ったものになってますね。
 『FM802 MEET THE WORLD BEAT 2005』のときは再結成のご挨拶がたら彼らのルーツを象徴するかのごとく2人だけのアコースティックバージョン。先に行われた『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』ではむしろ桜井さん主導のポップス路線の選曲でした。そして今回のセットリストのコアなこと(笑)―順不同―

【SBT】【マイリズム】【人間はもう終わりだ】【STONE】【素晴らしきこの世界】【スピード】※あと1曲やった様な気がします・・・。

 今回はYO−KING主導でのロック色の強いナンバーが揃いました。ステージが始まるや否や会場のEARTH TENT外では彼らの復活を祝うがごとく毎回恒例の花火が高々と打ち上がっていました。MCでは『た〜まや〜』を叫んでいましたが、どうせなら、即興で【どか〜ん】やって欲しかったですね。『猫ひろし』の話は面白かったですが…。ステージの方はライブではおなじみの【SBT】【マイリズム】最近の定番になりつつある痛烈だが愛を感じるメッセージソング【人間はもう終わりだ】【STONE】はまたシモになるので自粛(笑)そして曲の後半にかけて盛り上がっていく【素晴らしきこの世界】そしてラストは大好きな疾走ナンバー【スピード】とステージせましと飛び、走りまわるYO−KINGそれを見守る桜井さん。やっぱり今回のステージも彼らはやんちゃな『夏の子供』でしたね。当然アンコールもかかりますが、もちろん無し…残念。しかし今回のライブで一通りお披露目は済んだと思います。この集大成が “LIVES!”TOUR(リヴズツアー)へとつながっていくのでしょうね。楽しみです。(そういえば私の腰…。立っている分にはまだ問題なし。)

・『BRAZILIAN GIRLS(from NY)』
EGO-WRAPPIN'を見にRED STAR FIELDへ向かうが、まだ終わってなかったのでそのまま見る。1,2曲かなと思っていたら一向に終わる気配なし。あとで周りの人に聞いたら、ほぼ1時間遅れだって…。吉田美奈子のあとにブレイクタイムがあったので、そこで調整すると思ってたんですが。そのせいで「the pillows」見逃したと思うと悔しくて…。
 さて内容ですが、もちろん予備知識なし。最近洋楽はルーツものしか聴かないのでコメントしようがありません。でも途中のゲストにスカパラの雅さんとNAGOさんが加わったときには一気に会場が盛り上がりましたね。どこにいたんだ!っていう位の人が押し寄せてきました。

・『EGO-WRAPPIN'』
引き続きRED STAR FIELD。今回も前4列目くらいをゲット。ステージが見える見える。でも暑さと、息苦しさでかなり厳しい状態。みんなよく耐えてると思うよ。腰もまだ大丈夫だが座ってない分(座れない)足にも来てる感じ。EGO-WRAPPIN'のライブももちろん初めて。昔から1度は行きたいと思っていたので念願叶いました。それだけに期待が高まります。そしていよいよステージが始まる。黒いドレススタイルで登場の良恵さんにまた(惚れ)1曲目は【カサヴェテス】ここからもう完全に良恵ワールドにはまっていくわけです。ライブの定番曲【PARANOIA】(あとは順不同で)【Dog Smokie】【マンホールシンドローム】【サイコアナルシス】【5月のクローバー】【BIG NOISE FROM WINNETKA〜黒アリのマーチングバンド】とステージ狭しと時に女豹のように、時に魔女のように暴れまわるステージングはさすがというよりほかにありません。もちろん森さん率いるバックも大いに沸かせてくれてます。そして圧巻は【新曲】(タイトル不明)アルバム『merry merry』での革新的なサウンド作りにちょっと?な感じではあったのですが、この新曲で以前のような生身感のあるEGO-WRAPPIN'が戻ってきた感じがしました。なんといっても良恵さんの『声』を最大にフィチャーした曲であることがうれしかったです。早く音源でも聴きたいですね。そして念願叶ったことがもうひとつ。それは彼らとの出会いの曲【A LOVE SONG】を最後に聴けたことです。数年前のサンセットかライジングかで、デタミと一緒にやってるのをTVで初めて見てから好きになった『EGO-WRAPPIN'』私の中でのNO.1ソングがこれです。

 結局1時間押しでのステージ。ほかも遅れていることを期待してGreen Oasisの『the pillows』を見に行くもすでに終了…。一気に気力がダウンとともに踏ん張っていた足と腰もダウン。やはり休養が必要と思い『SOIL&"PIMP"SESSIONS』を蹴ってそのままGreen Oasisで『うつみようこ & YOKOLOCO BAND』を寝ながら聴く。やっぱり声にパワーがあるよな〜やっぱり「真心」には彼女のコーラスが必要だよな〜っていうのを薄れていく意識の中思ってました。そのまま小1時間ほど眠った感じですZzz。あとで知ったがこの辺の時間帯のBOHEMIAN GARDENでハナレグミのライブがあったそうな…。しかもオリラブの『プライマル』とかやってるし…。みんなそんな情報どこから仕入れてくるんだろうね?1人での参戦はこういう時に厳しいね。
 以上今日はここまで・・・。