『体温』

momomo22005-06-16

 今日は昨日予告した『Salyu』名義としては、はじめてのアルバム『landmark』について触れて行きましょう。
01. landmark
02. アイアム
03. VALON-1
04. 虹の先
05. Peaty
06. 体温
07. ウエエ
08. Dramatic Irony
09. Dialogue
10. 彗星
11. Pop
 まずはスネアのリズムが物語の始まりを静かに告げる(1)このアルバムのタイトルチューン。ビヨークばりの歌いだしと節回しは一気にサビまでの盛り上がりで聞き手の心を完全に持っていってしまう。私はこういった後半にじわじわ盛り上げていく、いわゆる『盛り上げ系』が大好き。あのダイアナロスの名曲『AIN'T NO MOUNTAIN HIGH ENOUGH』にも通ずるところがありますね。7分近いこの曲、初っ端からおなかいっぱいといった感じですが、全曲全てが『別腹』ソングでホント飽きさせません。(2)は以外性のあるギター音からスタート。『私自身の存在はわかるのに、私が誰なのかわからない…。私って一体…アイアム…』ちょっと詩人ぽくなってしまいましたが、そう考えさせられるほど説得力のある曲です。そして何も言う事ありません大好きな(3)ここから(4)(5)(6)とシングルおよびカップリングの数珠繋がり。その中でも(6)『体温』いい曲です。Salyu自身も自分のHPの中で「私達の左の胸の方にある丸くて重いもの。その体温になれたら・・・」て語っているようにこのアルバム通してのキーワードは『体温』。なんか確信づいたコメントになってしまいましたが、さらにその体温を熱くする曲(7)これが最高で一番のお気に入りになってしまいました。昨日紹介したLeyonaねーさんばりのけだるくハスキーなロックンロール。ライブでは是非ギターを持って歌って欲しい曲です。そしておなかいっぱいになる曲がもう1曲(8)、何が?ってそれは最大限の歌いっぷり。大口を開けて一生懸命歌う彼女の顔が目に浮かびます。ライブで言えばラストソングです。そしてアンコールとなるシングル曲(9)(10)この(9)『Dialogue』で一気にこれまでのイメージを吹っ切りましたね。PVが割りと衝(笑)撃的で素の彼女が見れた感じがして好感が持てました。そしてラスト(11)この『landmark』という冒険の回想と次なる旅立ちへのプロローグとなるファンタジックな楽曲で締めくくります。さて、「Salyu」の次なる大冒険はどのような『お話』になるのでしょうか?まだまだ進化し続ける彼女に今後も期待大です。